栄養科
入院患者様へのお食事の提供
主治医の指示のもと、患者様の病状にあわせたお食事を提供し、一日も早いご回復を願っております。
病院の食事を家庭の食事に近づけるよう、食事時間は 朝食7時30分、昼食11時45分夕食6時からとしております。
また、温冷配膳車を使用して、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく提供しております。
栄養科の職員は、調理師13名、調理員1名、管理栄養士3名で構成され日々、患者様においしく食べて頂き病気がよくなられることを願って食事作りに努力しています。
行事食
入院生活の唯一の楽しみと言える食事のため、季節の行事には行事食で一時の潤いを楽しんで頂いております。
一例、11月6日は当院の開院記念日で お弁当を提供しております。
個別対応食
身体状況により、おにぎり、串さし食、きざみ食、ミキサー食、ゼリー食等患者様に食べて頂けるよう対応しております。
有田地域ならではの茶がゆも提供し、主食はご飯、かゆ、パンと嗜好に合わせて選んで頂き、食欲不振の患者様にも出来る範囲で、ご希望に対応するよう心がけております。
初めての入院で家庭での食事との違いに、味付けが薄いと感じたり、嫌いな食べ物や食べたことがない食事が出たりと戸惑われる方もいらっしゃいますが、反面、家庭での味付けが濃かったことや偏った食事に気付き、これからは気を付けようとの声も聞かれ又、嫌いな物が食べられるようになった方もおられます。
提供している食事を通して、少しでも食習慣の改善に病院食が役立つよう心がけております。
栄養相談
管理栄養士が医師の指示に基づいて、患者様一人ひとりの生活スタイルに合わせた栄養相談を行っております。お気軽に主治医、看護師にお申し出下さい。
個人指導
外来、入院患者様(要予約) 1階売店隣の栄養指導室において
糖尿病教室
毎月第2金曜日 午後1時30分より 本館2階会議室において
糖尿病食事会
毎月第4金曜日 午前11時30分 本館2階会議室において
外来患者様は、材料費として500円が必要です。 お食事をしながら色々な食事に関する悩みを、皆で考えてみませんか?
健康と栄養についての壁新聞
毎月1回発行し院内に掲示しております。
必要な方にはパンフレットも用意しております。
健康まつり
年1回、地域でのイベントに参加し、各種検査、健康相談を実施。 食生活の相談も行っております。
こういう機会を利用して自分の健康に関心を持ち、病気の早期発見、早期治療に役立てましょう。
栄養管理
すべての病気において、栄養状態が低下すると治療の効果が現れにくく、回復が遅れて 入院期間が長引くことにつながります。そのため、入院時に一人ひとりの患者様の栄養状態を 評価し、低栄養の方がいないか、褥そう(床ずれ)の状態がないか等チェックを行い、 病室訪問し患者様がどのような食事が食べられるか、お聞きし適切な食事が提供できるよう心がけております。
栄養サポートチーム(NST)との連携
当院では、H20年8月よりNST活動を開始しています。 入院時に栄養状態を評価し改善の必要な患者様に対し、医師、看護師、薬剤師、検査技師、 理学療法士、事務職員と共に検討し改善案を考え、栄養管理を行っております。
褥瘡チームとの連携
毎週水曜日 整形外科医師、看護師、栄養士で褥瘡患者様対象の病棟回診を行い、傷の大きさ、深さ、処置を診させて頂き、必要な栄養が摂取出来ているかどうかを検討し、先週よりも傷がよくなってきているか等を比較し、褥瘡の治癒をめざしています。
摂食嚥下チームとの連携
リハビリテーション医、言語聴覚士(4名)、摂食嚥下認定看護師、病棟看護師、 栄養士で患者様の食事の摂取状態を話し合ってどういう食事が適しているかを 検討しています。
脳血管障害の後遺症や高齢化に伴う嚥下機能の低下等で、食べ物が飲み込みにくくなられた方、食べる時ムセやすい方、食べた物が食道に入らず気管の方に入り込み誤嚥性肺炎を起こしやすい方の入院が年々増加しています。
患者様の嚥下状態を検査した結果や栄養状態、患者様、ご家族のご希望等を考慮し出来るだけ口から食事が食べられるように嚥下訓練を行い、食べやすい食事の提供に努めています。