放射線科
武内 泰造
- 補職名
- 放射線科部長
- 認定資格
- 放射線診断専門医
放射線診断指導医 - 専門分野
はじめに
放射線科は、診療放射線技師が画像診断に必要な医療画像を提供する業務を行なっています。
当院では最先端の医療画像を提供する為設備の充実を図り、1.5T(テスラ)MRI装置、16列マルチスライスCT,FPD(平面検出器)搭載X線TV装置、CR(デジタル)撮影システム、乳房撮影装置を導入しています。
MRI装置
MRIは、磁場と電波によって身体のいろんな部位の断面を撮影する装置です。 脳、脊髄、関節はもとより、1.5T(テスラ)装置への更新により脳の血管や肝胆道系の描出能がアップしています。
SIEMENS製 MAGNETOM Avanto 1.5T
MR画像データ
脳 |
頚椎 |
MRCP(膵胆管) |
CT装置
CTは、X線を用いて身体の横断(輪切り)像を撮影する装置です。
当院では令和4年1月、64列マルチスライスCT導入により、広い範囲を短時間で撮影出来るようになりました。またより薄い断面を撮影し、そのデータをもとに様々な断面を表示させたり、血管や骨などを立体的に表示(3D)させることが可能になりました。
被ばくを低減する逐次近似画像再構成法『ASiR-V』を搭載しており非常に少ない線量で撮影することができます。他にも、金属アーチファクト低減技術の『Smart MAR』も搭載しており、体内に金属デバイスがあっても明瞭に病変を抽出できるので検査の適応を広げることが可能となりました。
GEヘルスケア製 Revolution Maxima
CT画像データ
腹部横断像 |
腹部冠状断像 |
腹部血管像 |
X線TV装置
X線TV装置は、主に食道・胃、小腸・大腸や胆道系の造影検査を行なう装置です。FPD(平面検出器)搭載の装置に更新したことにより、より広い範囲を撮影できる上に、車イスやベッドからでも容易に検査台に移ることが出来ます。
また、血管撮影の機能も装備しており主に腹部の血管の診断や治療に役立っています。
島津製 SONIALVISION safire
X線TV画像データ
胃 |
大腸 |
肝動脈 |
CR撮影システム
CR撮影システムは、X線で撮影した身体の透過情報をコンピュータで読み取り処理され、適正なX線写真を提供するデジタルのX線一般撮影システムです。これにより安定した画像が提供出来ると共に、X線被曝の軽減にも役立っています。
富士フィルム製 CRシステム
CR画像データ
胸部 |
腰椎 |
膝関節 |
乳房撮影装置
乳房を撮影する装置です。一般に、マンモグラフィと呼ばれている撮影です。日本医学放射線学会の仕様基準を満たした装置を導入しています。
島津製 SEPIO Stage
マンモグラフィ画像データ
頭尾方向 |
内外斜位方向 |
その他の画像診断装置
一般撮影装置・ポータブル撮影装置・外科用イメージ・骨密度測定装置 等