耳鼻咽喉科
耳鼻咽喉科スタッフ
金子 富美恵 耳鼻咽喉科医長 |
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金子 富美恵
診療内容
- 中耳炎等上気道感染の治療
- 副鼻腔炎・アレルギー性鼻炎の治療
- 睡眠時無呼吸症候群の検査
- 頭頸部腫瘍の手術治療
- めまい
- 補聴器の相談
この他、耳垢、のどの違和感、口内炎、声がれ、首のはれ、いびき、顔面神経マヒなどにも多くの知識と経験を活かし、患者様のお悩みにわかりやすい病状説明を心がけ、対応してまいりたいと考えております。お気軽にご相談ください。 また当科医長は日本耳鼻咽喉科学会認定の補聴器相談医です。補聴器が必要かどうかを判定し、専門の業者に委託し補聴器を合わせてもらい、その後のメンテナンスを行ってもらいます。
トッピックス:めまいについて
良性発作性頭位めまい性
起き上がる、姿勢を換えるなどの頭の動きを伴う動作をきっかけに、突然起こる回転性のめまいです。 めまいで診察を受ける患者さんの中では、一番多い病気です。
治療法
- めまいの起きる特定の姿勢を繰り返してるうちに、次第に発作が起きなくなるという特徴を利用した運動療法を指導致します。
- 内耳機能改善目的で抗めまい薬や、循環改善薬を用います。
メニエール病
耳鳴りや耳の詰まった感じと共に突然起こる回転性めまいで、耳の症状はめまいを繰り返すうちに悪化する傾向があり、適切な治療を行わなければ、めまいは起こらなくても耳鳴りや難聴の症状が残るように なります。
治療法
- 高浸透圧利尿薬や循環改善薬やビタミン剤が用いられます。
- めまい発作を押さえるには抗めまい薬を、難聴に対してはステロイド薬を使うことがあります。
突発性難聴
ある日突然、片方の耳が殆ど聞こえなくなり、放置すると高度の難聴が後遺症として残ります。
患者さんの多くは耳鳴りを訴え、約半数にめまいがおこります。
今のところ原因は不明ですが、ストレスや過労により免疫力が低下すると、 ウイルス感染や再活性化が起こったり、内耳の血流障害が生じて発症すると考えられています。
治療法
最初に多量のステロイド剤を投与し、徐々に減らしていく漸減療法と循環改善剤や血管拡張剤、ビタミン剤を併用します。
前庭神経炎
突然、立っていられないほどの激しいめまいが、吐き気や嘔吐と共に起こります。
大きな発作は一度ですが、回転性のめまいが2~3日ほど続きます。
耳鳴りや聞こえの悪さなどはありません。現在のところ原因は不明だが、めまいが起きる数日前に風邪を引いている人が少なくないことから、ウイルス感染を原因とする説が有力です。
治療法
- 強いめまいや嘔吐のある急性期ではめまいを押さえる為の薬や吐き気止めの薬を点滴します。
- 持続するめまいの原因に内耳の循環障害があると考えられる場合、循環改善薬やビタミン薬を用います。